


川根茶の産地川根本町のど真ん中の山香荘でも、春の茶畑での農作業が始まれました。節分あけの3日からは、いつものように霜柱を踏んで、寒肥の施肥作業をしました。寒い寒い冬でしたが、節分があけると、もう根っこは動き始めています。冬眠から目覚めたお茶の木に、最初のご馳走になります。その後、梅の咲き始めたこの頃は、茶園の表面の古葉をきれいに取り除くための均し刈りという茶刈り作業をします。これは化粧均しともいいまして、冬の間に強い風などで立ち上がってしまった古葉などをきれいに取り除く作業で、実際に切り落とす葉は、本当にわずかですが、これをやらないと、新茶の中に古葉が混じってしまい、見た目がとても悪くなるのです。茶畑に茶刈り機の音を聞かせるようなものという方もいるくらいで、新茶に向けて茶の木にさあやるぞ、いい新茶出してな!と、声かけしている様な感じです。でも、この作業をした茶園と、やらない茶園では、茶畑の緑色の生き生きさがまったくちがいます。化粧均しと言うくらいですから、この作業しますと、茶畑は見違えるほどきれいな緑がよみがえります。
コメント