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10月の穏やかな日、遠州、奥川根藤川村の昔話にも伝えられる、僧『安賢大師』さまの祭典がおこなわれました。『昔々、旅の僧あんけんさんは、重い病にかかり、この地で足を止め養生しましたが、病は治まらず、肌が傷だらけになるひどい病状となったそうです。あんけんさんは、大井川のほとりに、穴をほり、中に入り、蓋を閉め村人に、『これから、生きている限り、村人が、肌の病で苦しまないよう、ずっと経を読みいのりつずける、私の声が聞こえなくなったら、葬ってほしい』といい。即身成仏されたそうです。以来村人は、祠を立て、この地を「安賢さん」と呼んで、肌のトラブルのときは、完治を祈って、お参りしています。お祭り当日は、地元の観天寺住職の方丈様のご供養のあと、お説法をお聞きし、みんなで、持ち投げをしました。奥大井川の村に伝わる小さなまつりです。